四日市の工場夜景撮影にチャレンジしてきましたよ
夜景はカップルのものだが、工場夜景は燃える漢向けの景色である……とさい乙は思うのです。
だから、写真を趣味のひとつとするものとして、いつかは工場夜景と思っていたのですが、なかなか敷居が高いのも事実。
しかし、やむを得ない事情により車で名古屋遠征をすることとなり、それならいっそのこと「三重県四日市市の工場夜景にチャレンジするか!」となったのです。
冷静考えれば、すぐそばに川崎エリアの工場夜景があるわけなのですが、妙にハイテンションとなりカメラも新調してアタックしてきました。
未経験者なら、絶対に参考になる情報もありますので、ぜひお読みください。
工場夜景を撮るために過去の失敗を活かせ!
実は、一度工場夜景を撮ったことがあるのですが、こんな感じになりました。
まあ、知人に乗せてもらった揺れる巡視艇の上から撮ったにしては、それなりな気がしますが、やはり何かが足りない気がします。
ちなみに、この時の機材はCANONの7Dに広角ズームをつけていたものですが、手持ちで撮影したのでISOを1600まであげており、そのせいかかなり粒子が見えます。
そこで、今回は最初からちゃんと準備して行こうと思います
工場夜景を撮るための準備
まずは、工場夜景を撮るための準備が必要です。
その準備とは「知識」と「機材」です。
工場夜景を撮るための知識
30年以上一眼レフで写真を撮っているわけですから、それなりには撮れるかもしれません。
たとえば、ちゃんと三脚たてて、感度を上げずに、絞りこめればいいような気がします。
しかし、なんかそれだけではない気がしたので、まずは岩崎 拓哉さんの「夕景・夜景撮影の教科書」を本屋で買ってみました。
この本は、教科書というだけあって、なかなかかゆいところに手が届く内容です。
夕景も入っているので、すべが夜景の撮り方ではないですが、機材の説明から天気の話、シチュエーション別の撮影法まで、役立つ知識が満載です。
本を買いたくない人は、個人ブログなどでも工場夜景の撮り方が紹介されているので、参考になると思います。
個人ブログで一番役に立つのは、撮影ポイントやサンプルコースなどのデータでしょうか。
さい乙もいくつかの参考になりそうなサイトをチェックしました。
工場夜景を撮るための機材
いろいろな情報を集めたりした結果、スタンダードな路線ではなく、少し変わったベクトルで撮っていこうと思いました。
それは、「高感度対応カメラ」を使うということです。
三脚って、確実性が高いのはわかるんですが、なんとなく機動性が損なわれるのが好きではありません。
だから、ビデオ撮影するときとか、舞台撮影をする時とか使うことはありますが、それ意外では手持ち撮影が多いです。
ですが、工場夜景ともなれば、三脚のお世話になるか、感度を上げるしかありません。
そんな悩みを持っている時に目に入ったのが、ソニーの「α7SII」です。
なんと、ISOが40万というトンデモ仕様のカメラで、レビュー記事を読んだら「深夜の雪を止めて撮れる」というではありませんか。
もちろん、そこまでいくと粒子は粗くなりますが、撮れない画を撮れる……というのは、何ものにも変えがたい魅力です。
まあ、惚れ込んだ理由は、また別の機会に書くとして、昨年末に話題になったpaypay祭りを利用して、購入させていただきました。
レンズは、純正ではなくTAMRONの28-75mm F/2.8 Di III RXDを選びました。
そして、さらにもう1品買ったのが、レンズスカートというアイテム。
これは、ガラス越しの撮影時に使うアイテムで、レンズをすっぽりと覆うことでガラスの映り込みをなくす便利ものです!!
これまで、フィルター使ってなんとか映り込み消そうとしてましたが、こんな便利なアイテムあるなんて感激。
このアイテムがあれば、ビルなどの展望室からの撮影も楽々こなせます。
ほかにも、暗幕とか映り込み対策のアイテムはあるけど、持ち運びも楽だし、絶対に持って行くべきオススメアイテムですね!
なので、いろいろ機材を紹介しましたが、まずはこのレンズスカートだけは買いましょう!
いざ!工場夜景撮影
名古屋での仕事が終わり、犬山城を見学してから四日市市に向かいます。
事前に個人ブログで「四日市港ポートビル」からの工場夜景が素晴らしいので、そこへ向かいます。
土日だけは夜の9時まで営業中との情報を得ていまいたが、少し明るめのマジックアワー的な時間帯も狙いたいと思いました。
周辺には「これ撮りてー!」って思う場所もありましたが、脇目は振らずに進みます。
退場しても、あとから再入場できることを確認した上で、施設に入ります。
タワー内には、たくさんのアマチュアカメラマンがいて、景色が変わるのを待ち構えていました。
さい乙も、端のほうに陣取り撮影。
明るい時間帯なので、昼間でも夜でもない雰囲気の画像が撮れました。
空の色が変わらないと、似たような写真になるので(いや煙の角度とかあるけど)、周辺を撮影に出かけます。
まずは、車を置きっぱなしにして、途中で見た工場周辺を撮影。
ゴーストを押さえるよりも、むしろ強めに光らせてみました。
今度は、一度、車に戻り海周辺を撮影。
なかなか、ファンタジックな写真になりました。
かなり暗くなったので、再びポートタワーへ戻り、撮影再開。
手前の煙が多すぎますが、とりあえず工場夜景らしい写真が撮れました。
ひとまず満足いきましたが、ホテルに帰る道すがらも撮影しまくりです。
以上で、さい乙の初工場夜景チャレンジは終わりましたが、実は買ったばかりのカメラのため撮影設定がJPEG固定でした(涙)
ですが、さすがにフルサイズの高感度対応カメラだけあって、それなりに粒子が粗いものの「α7SII」が十分働いてくれている気がします。
とりあえず、次は川崎の工場夜景で練習してから、チャレンジしたいなーと思いました。
あと、やっぱり200ミリとか、望遠レンズほしいですね。
ということで、さい乙の冒険はまだまだ続く!